彗星
作詞 もと子
誰もいない砂浜を ゆっくりと歩く
雲の隙間から 二人の影を差す月明かり
波と呼吸の音以外は何も聞こえなくて
寂しさに駆られる
震える手そっと繋ぎ 寂しさ紛らす
影が長く伸びる 白い浜辺にできた足跡
現れてはすぐに消えてしまう彗星のような
儚さを感じた
夜空の向こうで明滅する灯台
揺らめく海に光が反射して
愁い帯びた瞳の先には
果てしなく続く水平線が広がる
蒼く染まった浜辺に 体を預けて
深呼吸する 見上げれば無数の星光る
冷たい風に吹かれた数え切れない雲は
どこへ行くのだろう
世界は変わることなく廻り続ける
時が瞬く間に過ぎてしまっても
強く願えば叶うだろうか
描いた未来をこの胸に刻み込んだ
もし夜が明けても手を繋いでいられるなら…
世界は変わることなく廻り続ける
時が瞬く間に過ぎてしまっても
強く願えばきっと叶うから
描いた未来をこの胸に刻み込んだ
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